土貴原駅

電車に乗っていてだだっ広いところを走りはじめると気がせいせいするけれど次第に落ち着かなくなる。
どこまでも見通すことができるということに目新しさだとか一抹の自由さだとかを感じるわけだけれど、
周りに何も見渡すものが無いということに不安定さを考えてしまうからだろう。
この辺りでは電車は水際を走る。
水面に反射した陽光がきらきらとして目に痛いくらいだ。
時代が移るにつれていろいろなことがあったけれど、いちばん大きく変化したのはこの辺りかも知れない。
そういうことを考えているうちに駅に着く。
相対式ホームが一組あり、そのうちの片方のホームに小さな駅舎がくっ付いているだけなのだが、
その反対側のホームは水辺に面していることが特筆される。
そちらのホームに置かれたベンチはすべて水辺の方を向いている。
よく晴れた日には、ただ水辺の方を眺めに来た人、読書をする人、中には鉛筆片手にスケッチをする人などがよく座っており、
単に電車を待つ人はあまり居ない。
ベンチから見えるだだっ広い水面に一抹の不自然さと不安定さを感じながら、みんな暇そうだなと思う。
水面を望むホーム、土貴原駅。

※配線図や駅舎のイメージ図など作成中ですので掲載まで今しばらくお待ちください(2017年9月28日)

  • 最終更新:2017-09-28 21:51:23

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